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ジュリア のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ジュリア
製作国
上映時間118分
劇場公開日 1978-07-03
ジャンルドラマ,政治もの,実話もの,伝記もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 よくある女同士の友情もの、お涙頂戴的な感じとは全く違う雰囲気を感じさせる。そこがまずは良い。強引な泣かせモードに持っていこうというような狙いがないのに泣ける。ジュリアのまさかという暗殺、殺されたジュリアとその娘のリリーのことを真剣に考えて行動するヘルマン(ジェーン・フォンダ)の美しい涙、列車に乗り込む場面とその後のスリリングな展開、ジュリアとの回想シーンの挿入も自然的な流れで違和感がなく、観ていて女同士の友情って男同士の友情とは何か違うけど、それも良いなあと思わせてくれる映画である。冒頭とラストが同じボートの上での場面、ここでの美しい夕焼けの空の色が忘れられないほどに心に焼き付いて離れません。ところでこの映画、山田洋次監督は絶対に好きなはずです。ジュリアの娘の名前、リリー、山田洋次ファン、いや、もっと限定的に言えば寅さんファンにとってはリリーて名前を聞くだけでつい、反応してしまいます。女同士の友情にナチスドイツ軍の影、スパイものとしての面白さも見せてくれる映画として秀作の名に相応しい映画だと思いました。
青観さん [映画館(字幕)] 8点(2011-08-13 21:51:31)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 41件
作品の平均点 7.20点
作品の点数分布
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212.44%
324.88%
424.88%
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6512.20%
7717.07%
8614.63%
91331.71%
1024.88%
作品の標準偏差 2.01
このレビューの偏差値 51.98
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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