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欲望のあいまいな対象 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 欲望のあいまいな対象
製作国仏,スペイン
上映時間104分
劇場公開日 1984-11-03
ジャンルドラマ,コメディ,リメイク,小説の映画化
レビュー情報
何とも男にとっては哀れとしか言いようのない作品だ!自分の娘と言ってもいいほど歳の離れた若い女を好きになった中年男の醜いまでの愛、女に対する愛の仕方が何とも男のアホな気持ちを表しているようで本当に哀れとしか言いようがない。欲望=この映画の主人公の老人にとっての欲望とは性欲の塊のようなもので、若い女の身体が欲しい。正しく欲望なのである。それを知ってか女は女で女の武器としての悪女ぶりを見せ付ける。散々じらすだけじらして男の欲望を更に強くしようとする。男にとっての女は欲望の対象であって、逆に女にとっては男、それもかなり歳の離れた年上男への愛は見せ掛けだけの愛、つまりそれこそがあいまいなようであり、そんな女に翻弄され続ける男の哀れ、だらしなさ、この映画は男のだらしさなと女のしたたかさを描いた作品で、それにしてもこの監督、遺作にしてもここまで徹底的にじらす。じらす。じらされる側の気持ちを最後まで見せ付けるとは、本当に意地悪な監督だ。
青観さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-12 12:04:21)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 6.91点
作品の点数分布
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219.09%
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9218.18%
10218.18%
作品の標準偏差 2.54
このレビューの偏差値 50.14
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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