Menu
 > 作品
 > ヒ行
 > ピクニック(1936)
 > 青観さんのレビュー
ピクニック(1936) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ピクニック(1936)
製作国
上映時間40分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,ロマンス,小説の映画化,ショート(短編映画)
レビュー情報
凄い!凄すぎる。これは本当に凄い。モノクロなのに色が付いているような感覚になるほどの凄い映像美、あの流れる川の水の美しさ、川に落ちてくる雨の粒の映像の凄さ、雲の美しさ、それはまるで溝口健二監督の映画を思わせる凄さ、このあまりの美しさにただただ呆然とさせられぱなしのため息の出るほどの美しさ、どうやったらあんなにも美しい映像を作れるんだ?既に、にじばぶさんが私の思っていること、言いたいことを全て語り尽くしているのでこれ以上書くことなどないとは思うが、とにかく何もかもが美しくて、美しくてたまりません。映像の美しさと相成ってヒロイン役のシルヴィア・バタイユの美しさ、可愛さも絶品!木陰の下で木の上の小鳥(ウグイス)を見て涙する時の美しい涙も最初に出てくるところからして、本当に魅力的である。あのブランコのシーンで見せるちょっとした笑顔も、またボートでのシーンやその後の髭男で見た感じ荒井注ぽくて、いや、どちらかというと「飢餓海峡」の三國連太郎に近い感じのアンリに抱かれ、涙する表情、何もかもが女性としての美しさ、あれは絶対に男には出せない美しさだ!僅か40分という短い時間がより短く感じてしまうぐらいどの映像もどんな凄い特殊技術など使っても勝てない美しさ、それはそこにある本当の場所を生かしているからこその美しさであり、とにかくまだまだずっとずっと見ていたいと思わせる映画ならではの映像美にジャン・ルノワール監督よ!心からありがとう!そう言わせて頂きます。映画を見ることの喜び、幸福感!文句なしに好きな私にとっての宝物のような映画となりました。
青観さん [DVD(字幕)] 10点(2008-03-02 11:41:03)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 8.55点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
519.09%
600.00%
7218.18%
8218.18%
919.09%
10545.45%
作品の標準偏差 1.62
このレビューの偏差値 55.57
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ピクニック(1936)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS