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ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦
製作国
上映時間108分
劇場公開日 1962-03-21
ジャンルコメディ,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 普通、人が怒っている姿を見たり、愚痴を言うのを聞かされると自分も嫌な気分になるものたが、ジェームズ・キャグニーが怒ってるのを見てもちっとも嫌な気持ちにはならず、むしろ面白く感じるから不思議である。これこそこのジェームズ・キャグニーの魅力であると私は思っている。ここでも終始怒ってばかりでいてもそれがまた面白いのである。大体、ジェームズ・キャグニーが大企業の社長てことからして普通じゃない。ライバル会社との駆け引きも令嬢に惑わされ、令嬢の夫となる青年を騙してみたりと、それでいて自分も騙される。ラストの飛行場でのシーン、あのラスト、奥さんと息子達がコーラを飲もうとして、その後、ペプシコーラしかなくて唖然とさせられるあの落ちも決まっていて良い。ビリー・ワイルダー監督の小道具の使い方も面白い。ただ、全体にブラックユーモアというものがここでは危険な匂いが充満し過ぎで笑うに笑えないものがあるという不満も残るがワイルダー監督のセンスの良さはここでも健在!東西の冷戦の皮肉の込め方の凄まじさとハイテンションな台詞の応酬と演技合戦でテンポ良く見せてくれていて面白く見ることは出来ました。
青観さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-01-02 11:04:08)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 6.85点
作品の点数分布
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6323.08%
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作品の標準偏差 1.23
このレビューの偏差値 51.02
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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