Menu
 > 作品
 > モ行
 > 木曜組曲
 > 青観さんのレビュー
木曜組曲 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 木曜組曲
製作国
上映時間113分
ジャンルサスペンス,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 同じ屋敷で生活する五人の女流作家のうちの一人が謎の死を遂げる。その謎解きという意味では誰が何を企んでいるのか?その真相についての解き方、これが楽しめるか楽しめないかでこの映画の評価は大きく変わってくると思います。私には派手なサスペンスには無い品の良さ、そして、女優陣が繰り出す疑惑の行動などを見て楽しむことが出来た。全体的に説明臭い台詞で通すというのはマイナスであるが、それでもこの映画には雰囲気作りの上手さがある。浅丘ルリ子演じる重松時子の謎の死の真相をどのようにして、解いていくのか?という興味、他の四人の中ではやはり原田三枝子がダンドツに良い。全ては自分が犯人である。とばかり言い切る彼女の心意、女の怖さ、執念深さ、時子への恨み、同じ女流作家としてのプライドの高さなど色んなものが感じられる。ミステリーとしての弱さや緊張感という意味でもあと一押し足りない気もしなくもないが、私はこの映画は人間の怖さ、特に女って怖いということを改めて教えられた作品として楽しむことが出来た。それにしても四人が一緒にテーブルを囲んで食事しながら人殺しの話をしているのを観ると折角の美味そうな料理がと思ってしまい、そういう意味でも怖い映画でした。
青観さん [DVD(邦画)] 7点(2010-07-24 13:28:49)
その他情報
作品のレビュー数 35件
作品の平均点 6.80点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
212.86%
312.86%
412.86%
5720.00%
6720.00%
738.57%
8720.00%
9514.29%
1038.57%
作品の標準偏差 1.98
このレビューの偏差値 50.51
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
木曜組曲のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS