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雄呂血 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 雄呂血
製作国
上映時間75分
劇場公開日 1925-11-20
ジャンルアクション,ドラマ,サイレント,時代劇,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 YouTubeで見つけて、拝見しました。阪妻演じる平三郎の演技が凄い。悲壮感、無常感が身体全体からひしひしと伝わってくる。正義とは何か?この映画を観ていると考えさせられます。一体、何回捕まるんだよ?観ていてチャップリンのモダン・タイムスを思わずにはいられなくなるぐらい何回捕まっても、逃げ切る阪妻演じる平三郎、そんな平三郎の眼を通して、本当は悪人なのに善人面している奴ら、途中で助けられた相手、治朗三が実はとんでもない悪人だったと知った後の阪妻演じる平三郎の壊れっぷりの凄さ、一体、何人相手に1人戦っては暴れまくった挙げ句、またしても捕まってしまった平三郎が目にした光景の中にかつて自分が愛した女性奈美江が居る。奈美江と奈美江の夫だけは、平三郎を悪人として見ていなかったと分かるシーンは名場面中の名場面、単なるチャンバラ映画を超えて、この映画は人間の矛盾さ、良い奴ぶってる奴が本当は悪人であること。そういう奴らがこの世にはまだまだ沢山居る筈だという強いメッセージを感じることができる凄い映画だ。
青観さん [インターネット(邦画)] 9点(2020-11-01 19:32:05)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 7.91点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.24
このレビューの偏差値 57.10
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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