Menu
 > 作品
 > キ行
 > 危険な関係(1959)
 > 青観さんのレビュー
危険な関係(1959) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 危険な関係(1959)
製作国伊,仏
上映時間106分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 チェス盤の黒い上に出るタイトルの文字の何とも洒落た出し方といい、全編に流れるジャズの音楽のかっこ良さによってドロドロした話でありながらそれを感じさせない上手さ、どうしようもない話なのに、その効果によって楽しむことが出来るのはフランス映画としての上手さを感じさせられる。ムード作りにおいてはほぼ完璧である。主演のジェラール・フィリップとジャンヌ・モローが作り出す危険な男と女の夫婦像、互いが互いを意識しながら別の女と別の男との不倫の関係を作る。全く別のタイプの相手との関係によって見えてくる。壊れていく夫婦の絆、関係とでも言うべきか、男と女のそれぞれの見てはならない部分まで見せ付けられてるようで怖い。ジェラール・フィリップ(ジュリエット)が出逢った人妻、マリアンス(アネット・バディム)の足を舐めまわすシーンの何ともいやらしさこと、特に海辺のシーンのエロティックなことといったらない。まあ、ジャンヌ・モローも良いが、あんな怖い悪女の妻よりマリアンヌの方に惹かれてしまう気持ちは同じ男として解りすぎるぐらい解るだけに痛い。
青観さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-06-27 16:37:24)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
76100.00%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 0.00
危険な関係(1959)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS