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楢山節考(1958) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 楢山節考(1958)
製作国
上映時間99分
ジャンルドラマ,時代劇,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 凄い!このリアリズム、恐るべし映画です。全編歌舞伎の世界を思わせる映像美と相成って日本の伝統を感じる音楽に乗せて描かれる何とも恐るべし映画です。この映画の舞台となっている長野県姨捨山、地元なもので勿論、知ってるし、あの山にも登ったこともあるけど、あの山の雰囲気そのものをここまで見事に作り出した素晴らしいセットと映像美に木下恵介監督らしいヒューマニズムとが見事に融合した傑作になっている。まず何よりも田中絹代の演技が本当に恐ろしいほどの凄み、殺気を感じる。この映画の為に本当に歯を抜いてまで望んだというその役者魂にはこれぞ本物の映画俳優としての凄さを見せ付けられた思いでいっぱいです。そんな田中絹代の母を姨捨の山に捨て、雪の降る中、「おっか~」と叫ぶ息子の姿とそれを雪に打たれながら息子との別れをけして、悲しもうとはせずにいる田中絹代、ラスト、今でも実際にある「姨捨の駅」と走る列車を映し出すあの場面には涙が止まらない。これもまた間違いなく木下恵介監督の代表作品であり、そして、日本を代表する傑作間違いなしのとにかく凄い映画です。
青観さん [DVD(邦画)] 9点(2007-11-06 22:06:12)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 18件
作品の平均点 7.17点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
300.00%
4316.67%
515.56%
615.56%
7527.78%
8211.11%
9527.78%
1015.56%
作品の標準偏差 1.86
このレビューの偏差値 55.28
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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