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永遠の人 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 永遠の人
製作国
上映時間108分
劇場公開日 1961-09-16
ジャンルドラマ,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 愛の無い結婚、愛のない結婚生活、何ともドロドロした人間関係を木下恵介監督はリアルに描いている。仲代達矢演じる片足が不自由な一人の男に乱暴された上、無理やり結婚させられてしまった高峰秀子演じるさだ子、そんな二人の間に生まれた息子と娘、この人間関係が物凄くドロドロしていて観ていて何とも言い難いやるせなさが作品を通して迫ってきます。田村正和演じる息子が両親に対して「僕は、どんなふうにして産まれてきたか解りました。」と言って二人の間から姿を消そうとして、自殺を図るその息子としての苦しみとまた父親と母親の苦しみも同じく描きながらかつての恋人である佐田啓二演じる隆に対する想いが消えないで苦しむさだ子が夫である平兵衛に謝り、死を目前としている隆に最後の別れをと許しを得て走っていく姿にこの映画、単なるドロドロしたままで終わらない救いを感じる。この辺りの演出は流石は木下恵介監督らしい温かさを見ることが出来て良かった。それにしても高峰秀子、この女優さん、やはりこういう不幸な女性を演じさせたらナンバーワンではなかろうか!とにかく凄いとしか言えない。
青観さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-01-13 11:05:03)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 17件
作品の平均点 6.94点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
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4211.76%
515.88%
6423.53%
7211.76%
8635.29%
915.88%
1015.88%
作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 54.01
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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