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祇園の姉妹(1936) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 祇園の姉妹(1936)
製作国
上映時間70分
ジャンルドラマ,モノクロ映画
レビュー情報
溝口健二監督という人は本当に女を描くのが上手いと改めて思った。芸者の世界に生きる一人の女の世界をこうまでして、力強く描く。流石です。芸者に生きる者でも単なる芸者としてでなく、一人の人間として、きちんと描いている。感心させられます。溝口健二監督らしい構図の美しさ、画面構成の巧みさ、溝口健二監督が一流の監督と言われる要員の一つにある構図の見事さとリアリズム、これぞ溝口映画の基本だとこの映画の中でも感じることが出来ます。話としてはかなり古い気がするものの、それでもやはりこの作品の完成度の高さは役者の演技とその演技を映し出すカメラワークとによって見応えのある作品として観ることが出来るし、どのシーンにしても今の日本映画には見習って欲しいと思うほどの美しさと力強さがあります。それにしてもこれだけの愛憎劇の中で見せる当時、若干19歳の山田五十鈴の演技の素晴らしさ、美しさが光ります。
青観さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-08-31 19:39:02)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 25件
作品の平均点 7.48点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.39
このレビューの偏差値 52.69
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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