Menu
 > 作品
 > カ行
 > 影の軍隊(1969)
 > 青観さんのレビュー
影の軍隊(1969) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 影の軍隊(1969)
製作国仏,伊
上映時間140分
ジャンルドラマ,サスペンス,戦争もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 レジスタンスにおいて華々しく描くことなく、ひたすら暗く、どの人物にしてもクールというかとにかく常に何かに怯えているような感じがこの映画の緊張感を生み出しているように思う。所詮、人間は誰よりも自分が一番信用出来る。他人を疑ってかかるというものを徹底した乾いた感じ、派手な場面なんてほとんどこの映画にはない。唯一、あるとしたらそれはシモーネ・シニョレが己の男への愛を抑えて任務を実行した挙句に殺される所ぐらいで、この何とも淡々とした演出はどこをどう見てもハリウッド映画とは明らかに違う。ところで、この映画の中で皆で映画を見ている場面が出てくるが見ている映画がアメリカ映画の「風と共に去りぬ」であるというのもある意味、興味深く、戦争映画としても素晴らしいあの名作「風と共に去りぬ」を見て「早く平和を迎えてフランスでもこんな名画が見たい。」という台詞にこそこの映画を通して訴えたかったもの、平和を唱える。願うという行為、それはアメリカもフランスも関係ない。どこの国でも平和が一番であるという強いメッセージを感じることが出来る。
青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-07-21 21:45:15)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 6.60点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
316.67%
400.00%
5320.00%
6320.00%
716.67%
8746.67%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.54
このレビューの偏差値 55.90
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
影の軍隊(1969)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS