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山の音 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 山の音
製作国
上映時間95分
劇場公開日 1954-01-15
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 冒頭、山村聡と原節子の二人を映すシーン、鎌倉の駅のあの描写を見て、真っ先に小津監督の「晩春」を思い出してしまった。まるで小津映画でも見ているような錯覚に陥る。成瀬巳喜男監督作品に付きまとう重苦しい雰囲気が漂う。ある意味、それこそ成瀬巳喜男監督の映画の持ち味なのかもしれないと思う。しかし、ちょっと期待をしすきだか?私の好きな成瀬巳喜男監督作品とはどこか違う。相変わらず一つのシーンにおける何とも味わい深い描写、風景の画き方などは素晴らしい。主演の二人、山村聡と原節子が歩きながら会話している場面が何度も登場するのだが、あのラストの並木道を歩く二人の姿なんて、どことなく「第三の男」を思わせるシーンだし、そして、やっぱり全体的な雰囲気は小津監督の「晩春」を思わせるものの「晩春」のような感動を味わうことは出来なかった。けして、駄目な作品だとは思わないが個人的な好みとしてそれほど高い点数は付けられません。
青観さん [DVD(邦画)] 6点(2007-12-18 20:32:20)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 6.62点
作品の点数分布
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5628.57%
6628.57%
7419.05%
829.52%
914.76%
1029.52%
作品の標準偏差 1.56
このレビューの偏差値 47.45
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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