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点と線 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 点と線
製作国
上映時間85分
ジャンルドラマ,サスペンス,ミステリー,刑事もの,小説の映画化
レビュー情報
松本清張の原作は元々が面白いだけに期待して見ることにした。確かに話そのものはよく出来でいるし、面白いとは思う。ただ、画面に山形勲が出てきた瞬間にどう考えたところで、この映画の犯人はこいつしかいなと思ってしまう。それは山形勲だけでなく高峰三枝子にしても同じで、それにしてもこのキャスティングの何たる凄さ、誰が見たって善人は全く似合わない二人、山形勲と高峰三枝子が夫婦だなんて、普通じゃないよ。その他に眼を向けると三島雅夫も当然、悪者なんだけど、それを上回る山形勲の悪人ぶりもやはり時代劇の中での山形勲の印象が強すぎて、ここでは確かに悪人なんだけど、山形勲にしてはごく当たり前のような感じしか見えず、高峰三枝子にしても松子夫人に比べたらちっとも恐くない。そんな二人をどう逮捕するかというそれまでの話とあのラストにやや引っ掛るものが残ってしまい悪くはないが、あと、一押し物足りない。これはやはり元の原作があまりにも素晴らしいので、原作を超えることはやはり厳しいと痛感させられた。
青観さん [DVD(邦画)] 6点(2007-12-08 14:23:36)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 5.86点
作品の点数分布
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6523.81%
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作品の標準偏差 1.08
このレビューの偏差値 51.22
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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