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ぐるりのこと。 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ぐるりのこと。
製作国
上映時間140分
劇場公開日 2008-06-07
ジャンルドラマ,法廷もの
レビュー情報
法廷画家という主人公の職業を通して宮崎勤や宅間守、お受験殺人、オウム事件等の裁判を傍聴させるという描きかたが秀逸。同時に欝の妻と社会変動に振り回される妻の家族を描くことで、社会から逸脱し特異な犯罪を犯した犯人と、ごくありふれた日常の社会病理を平行して描き、いかに逸脱せずに生きられるか、現代社会の社会病理を鋭く突いた傑作の社会派作品となっている。特に裁判部分は有名事件の裁判の傍聴ものだけで一本作って欲しいほどの興味深さで、逸脱してしまった犯人の言動は時にコミカルですらある。それにしても木村多江、冒頭やたら明るい女性だったので木村多江が明るい役とか珍しいな!と思ったら案の定である。子供に戻ったかのように泣きじゃくる脅威の演技。ハリウッドにもあれほど汚い顔で綺麗な涙を流せる女優は居ないだろう。それにしても木村多江、化粧で整っているときより顔が崩れれば崩れるほど魅力が増していく謎な女だ
Arufuさん [DVD(邦画)] 8点(2011-06-17 14:59:54)
その他情報
作品のレビュー数 68件
作品の平均点 7.03点
作品の点数分布
000.00%
111.47%
222.94%
345.88%
411.47%
557.35%
6811.76%
71420.59%
81623.53%
91217.65%
1057.35%
作品の標準偏差 2.09
このレビューの偏差値 52.23
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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