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キング・コング(1933) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 キング・コング(1933)
製作国
上映時間100分
劇場公開日 1933-09-14
ジャンルSF,アドベンチャー,ファンタジー,シリーズもの,モノクロ映画,パニックもの,特撮もの,モンスター映画
レビュー情報
《ネタバレ》 キングコングの表情が怖い。あまりにも豊な表情を見せてくれるコングだが、悲しい表情、怒りの表情、どのような表情を見ても恐怖を感じる。ジュラシックパークのヴェロキラプトルだろうがハンニバル・レクター博士だろうが貞子だろうが今まで映画やテレビに出てくるようなキャラクターを見て怖いと思ったことは一切、ただの一度も無かったがこいつは怖い。怪物映画としてそう思わせられたことはそれだけで10点に値する。話自体もテンポよく風刺の効いたストーリー。センスが極めてよく、そして欠点が無い。1933年でこれは無いよなあ…それにしてもこの怖さは何だろう。何か潜在的なモノな気がする。母親に似てるとか…いや、キングコングの中に人間が投影できうるからこその怖さだろう。外部からやってきた何か強大な力によって拘束され、盲目に信じる物、愛する者を追い、都会の中で迷い、そして死んでいくキングコングの姿は、ある意味、理不尽な世界の中で迷い続ける人間の人生の縮図なのかもしれない。
Arufuさん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-17 05:12:19)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 81件
作品の平均点 7.72点
作品の点数分布
000.00%
111.23%
200.00%
322.47%
411.23%
544.94%
61316.05%
71518.52%
81113.58%
91720.99%
101720.99%
作品の標準偏差 1.91
このレビューの偏差値 56.24
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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