Menu
 > 作品
 > マ行
 > 招かれざる客(1967)
 > もりたろうさんのレビュー
招かれざる客(1967) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 招かれざる客(1967)
製作国
上映時間108分
劇場公開日 1968-04-06
ジャンルドラマ
レビュー情報
◆体裁上はリベラリストでも中身は保守的な人なんてのはたくさんいて、そういうひとたちは、実際に自分がマイノリティーの立場に立つとコロッと意見を変える。本人達のためだ、とかいって結局自分が面倒なことに巻き込まれたくないのが本音。そんな心境をうまく描いていると思います。◆その気持ちも仕方がないとは思う。アメリカの南部にいたっては、黒人と白人が一緒に歩いていたら命の危険すらありうるのだから。◆作品のなかでは、だんだんとその気持ちが変わっていく。神父の言葉、母親の言葉、そして父と対決する息子。それぞれ話し合うことによって、その心が瓦解していく。◆差別と闘っていくには、並大抵の決意では駄目で、本当にお互い信じあっていかなければならない。差別している人たちを無知だとあざ笑っても本当の解決にはならない。その人たちと対話していかなければならない。◆日本にも、さまざまなマイノリティーがいて、差別がある。そんな差別にぶつかったときどうするのか、どうやってその差別と闘って行くのか。その一つの方法は「対話すること」なんだと教えられました。いい作品でした。9点を献上させていただきたい。
もりたろうさん [地上波(吹替)] 9点(2006-01-31 15:43:59)
その他情報
作品のレビュー数 67件
作品の平均点 7.48点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
557.46%
61319.40%
71420.90%
81725.37%
91623.88%
1022.99%
作品の標準偏差 1.32
このレビューの偏差値 58.74
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
招かれざる客(1967)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS