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別に文句たれる気はさらさらないんだが、この映画を皮切りにアクション映画のCG化がより一層顕著になってきたのは、ガキの時分にジャッキー・チェンの映画を見て死ぬほど興奮した自分にとっては少し悲しい気もする。時代の流れに逆らうことは出来ないし、無理に逆らったところで製作者側にはなんの利得もない、俳優の安全を考えてもスタントなしの危険なアクションをさせて怪我をさせるよりはCGに頼ったほうがいいのかもしれない。それにこの映画が日本でもアメリカでもヒットしたことを考えると、今の人たちの求める映画がすでに脱スタント化、あるいはCG化に傾いているのも事実ではあると思う。そうすると必然的にアクション俳優という肩書きもなくなる。ブルース・リー、ジャッキー・チェンに続くスターがいるだろうか?自分にはかろうじてジェット・リーの名前が思い浮かぶが、彼にしてもCGを多用した映画に結構出演している。何度も言うがCGを否定する気はさらさらない、事実この映画もそこそこ楽しめたし続編も見ている。でも、でもだ、いくら身体をのけぞって銃弾をかわそうが高層ビルの屋上からダイブしようが、「プロジェクトA」のように時計台から落下するシーン、普通の俳優には決して出来ない芸当をやってのけるアクション俳優の存在には到底敵わないのだ。少なくとも自分はそう思っている。
【8823】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-14 12:53:37)(良:3票)
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