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《ネタバレ》 前評判に違わぬ傑作。僕的には本年度のベストはほぼこれで決まりだと思います。魅力的なキャラクター、ぐいぐい引き込まれるストーリー展開、そして感動のラスト。どれをとってもここまで素晴らしい作品はアニメ/実写の区別関係なくなかなかお目にかかれない。短い上映時間ながらうまくまとめていると思います。ラストの怒濤の展開に対しても、例えば「千昭は漢字が苦手」だという何気ない台詞がキチンと伏線になっているなど、実に抜かりがない。敢えて苦言するなら、あの絵が千昭にとってどれだけ大切なものだったのかがいまいちよくわからなかったことぐらい。それ以外は文句ナシ。いやぁ、この炎天下の中を電車を乗り継いでまで観に出かけた甲斐があったってモンだ。ちなみに僕が観に行った映画館は昼過ぎの時点で午後の上映3回分のチケットが完売、立ち見すら捌ききれない状態でした。なんとか上映規模を拡大できないもんですかね。現在大ヒット上映中の某戦記アニメの上映館、50館ほど分けてくれないかな…なんて。
【とかげ12号】さん [映画館(邦画)] 8点(2006-08-20 18:13:54)
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