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チャップリンの殺人狂時代 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 チャップリンの殺人狂時代
製作国
上映時間125分
ジャンルドラマ,サスペンス,コメディ,モノクロ映画,犯罪もの
レビュー情報
『独裁者』以降、堰を切ったかのように喋りまくるチャップリン。本作でも次から次へと喋る喋る(貴婦人を口説くあの寒い台詞は…)。ラストは『独裁者』同様チャップリンの演説となり、痛烈に戦争を批判しまくる。そこまではいい。でも何か引っかかる。ひとつは、最後に戦争を批判しまくる割には本編中に戦争の影がほとんど見えない点。よって最後の演説があまりに唐突に思える(『独裁者』では全編戦争の匂いがプンプンしてたのでそんなに違和感はない)。もうひとつが、アンリが今回の殺人事件を「戦争に比べたらまだアマチュア」と言って悪びれる様子もない点。確かに戦争に比べたらケタ違いに小さい数だが、殺人は殺人である(キューブリックの『バリー・リンドン』には「歴史に残らぬ戦闘だが殺し合いに変わりはない」なんて台詞がある)。連続殺人がアマチュアだという考えはチャップリンの意見であり、アンリのそれではないはずでは? その辺が少し引っかかりました。映画自体は十分名作だと思います。
とかげ12号さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-28 15:53:01)
その他情報
作品のレビュー数 67件
作品の平均点 6.94点
作品の点数分布
011.49%
100.00%
200.00%
322.99%
434.48%
51014.93%
6913.43%
71623.88%
8811.94%
91319.40%
1057.46%
作品の標準偏差 1.98
このレビューの偏差値 50.15
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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