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この映画は凄い!レスリーチャンの美しさに感動し、悲しい愛の物語に涙してしまいました。それにチェンカイコーの作り上げる素晴しい映像と言ったら素晴しすぎます!少年時代の性描写を比喩的に表現しているところなど凄すぎます。いったい何が比喩的なのかわからない方がいるかもしれないので、ここに代表的な二つの例を解説をしたいと思います。その①六本目の指は性器の象徴であり、それを切り落とすことで、女形としての道に入っていきます。その②パイプを使っての、座長による処罰で、口から血を出すシーンは、処女膜の喪失を象徴します。子役を使うことで表現に制限が加えらてしまうようなシーンを、これらの比ゆ的な表現でカバーすることで、この映画におけるセクシャリティーの問題をいっそう深く提示することに成功しています。この映画以上に表現を工夫している映画は見たことがないですね。素晴しいの一言です。それにしても、この映画を今見ると、レスリーチャンの現実の悲劇とオーバーラップしてしまい、思わず涙を流してしまいます。素晴しい役者だっただけに本当に残念です。
【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-12-01 22:40:30)(良:1票)
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