Menu
 > 作品
 > ク行
 > グラディエーター
 > やしきさんのレビュー
グラディエーター のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 グラディエーター
製作国米,英
上映時間155分
劇場公開日 2000-06-17
ジャンルアクション,ドラマ,アドベンチャー,シリーズもの,歴史もの
レビュー情報
《ネタバレ》 いっせいに放たれる火矢、「ダイヤモーンズ!」と陣形を組み立てる組織的戦術にしびれると同時に、この映画にひきつけられるのは、時代考証の再現性とマキシマスの人間性だけではない、敗者の刹那が描かれているからだと思う。ホアキンがマキシマスと同様の描写力で孤高の暴君を見事に演じている。親の信頼を得られず性格的にゆがんでしまう彼も、ある意味被害者と思えてくる。極論かもしれないが、彼の親は彼への教育法を誤っているのだ。家臣に愛される帝王学を教えていないからこそ、あそこまで歪んでしまったともいえる。単なる悪役ではない悲しみを演じる負け犬顔のホアキンがうまい。ストーリとしては奴隷から皇帝謁見までがとんとん拍子過ぎる感がある。現代の映画事情からすれば、上映時間をなるべく短くして、一日に5,6回は上映できる、いわば回転率を高めたい意図はわかるが、もう少し、途中描写を追加して、皇帝謁見までもっと時間をかけて、なかなか中央のコロセウムまでたどり着けない描写があってもいいのではないかとおもう。復讐できない焦りと苛立ち、そしてそこで知り合うさまざまな人々が「戦士」ではなく「人間」としてのマキシマスにひきつけられる人々が描かれればよりいっそう感動的なものになっていたように思う。完全な余談だが、殺された妻は幸薄そうな女性をイメージしていたがあれれ?と思ったのは私だけ?
やしきさん [DVD(字幕)] 9点(2009-02-14 17:45:30)
その他情報
作品のレビュー数 546件
作品の平均点 7.40点
作品の点数分布
020.37%
140.73%
230.55%
361.10%
4224.03%
5407.33%
66511.90%
711420.88%
813224.18%
99717.77%
106111.17%
作品の標準偏差 1.82
このレビューの偏差値 54.80
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
グラディエーターのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS