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灯台守の恋 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 灯台守の恋
製作国
上映時間104分
劇場公開日 2005-11-05
ジャンルドラマ,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 海と陸の境に立ち闇に一条の光を投げかけるライトハウスには、自動化された現在でも独特の風情がある。 邦題には「恋」とあるが(「仕立て屋の恋」のサンドリーヌ・ボネール主演だからか?)、マベとアントワーヌのそれはこの映画の一部でしかない。 結果として彼らの情熱も無駄にはならないのだが、新旧の灯台守の交流や仕事ぶり、海上に屹立し荒波に洗われる灯台そのものに見応えがある。 土地柄から新入りのよそ者を冷遇する無骨なイヴォンの心を鷹揚なアントワーヌがほぐしていくのが心地よく、小柄なイヴォンのフィリップ・トレトンが演技を感じさせず、理由も意味もない疎外の愚かしさとそれより脱却する人間はいつ描かれてもいい。 出会ってすぐに惹かれあう男女の出会いは運命的といえるだろうがマベは夫との絆も忘れておらず、3人の思いがからんで生まれたカミーユの父は誰とはいえない。 イタリア人作曲家の音楽によりフランス映画にしては叙情性があり、「パリ空港の人々」の監督リオレの才気よりも誠意が感じられる作品。 ジュマン灯台に住みつく猫バンコが心をなごませ、祭りの日に灯台から放たれる花火が詩的な空間を生みだす。
レインさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-05-26 00:00:07)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 7.33点
作品の点数分布
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118.33%
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8866.67%
9216.67%
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作品の標準偏差 2.13
このレビューの偏差値 51.46
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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