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アリス・イン・ワンダーランド のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アリス・イン・ワンダーランド
製作国
上映時間109分
劇場公開日 2010-04-17
ジャンルアドベンチャー,ファンタジー,シリーズもの,ファミリー,小説の映画化,3D映画
レビュー情報
アリスはホームズと同じくフェイバリット英国アイテム。 アリスの決定版ということでなく、「ティム・バートンのアリス」としてならば。 バートンはルイス・キャロルの原作よりもそこから派生したサブカルチャーの方に愛着があるようで原作にお門違いなコメントしてるのがトホホだけど、アメリカらしく教訓入りの成長物語に変貌。 リデザインされた「不思議の国」と「鏡の国」の住人たちと19才のアリスのワ(ア)ンダーランドは、CGと3Dに支えられ一応見せますが、プロットに新鮮味がなくアリスも普通の子なのは女性の原案・脚本だからかな。 女たちの話になってて、マッドハッターなんて全然マッドじゃない。 アリスの映像化はシュヴァンクマイエルのものなど多々ありますが、一番有名なのはディズニーのアニメーションで子供が最初に接するのもこれですが、アリスというものを知れば知るほどこれから離れていくのはこれもアメリカのアリスだからで、本当はイギリスが教訓なしの遊び心だけのアリスを作るべき。 VFXを駆使した99年のホールマーク版もアメリカのテレビ作品なので教訓は入っているけれど、オリジナル・イラストレーターのジョン・テニエルの優れたデザインが生かされており、これに較べるとバートン版はややデザインが弱く、(赤の女王の巨顔も99年版のマッドハッターから)映像的にも何度も見たいという気にはならず。 それでも一人の少女アリス・リデルを喜ばせるためだけに大学教授が頭をひねって考え出した世界が、時を経てこんな巨大な映画になって彼の知らない未来の少女たちを楽しませるというのが、人の思いというものそれこそがワンダーなものという気はしましたけれど。 ジョニデ×バートン20周年ということで記念のオブジェもあり。
レインさん [映画館(字幕)] 6点(2010-04-20 06:00:05)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 141件
作品の平均点 5.23点
作品の点数分布
021.42%
100.00%
232.13%
3107.09%
42417.02%
54431.21%
63222.70%
71913.48%
842.84%
921.42%
1010.71%
作品の標準偏差 1.54
このレビューの偏差値 53.26
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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