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わたしの可愛い人―シェリ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 わたしの可愛い人―シェリ
製作国英,仏,独
上映時間90分
劇場公開日 2010-10-16
ジャンルドラマ,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
「クィーン」のスティーヴン・フリアーズの贅を尽くした最新作。 彼の「危険な関係」に出演したミシェル・ファイファーはもうあの時のように若さに輝いてはいないけれど、まだお美しく優雅な元高級娼婦レラ。 開ききって花びらが散りそめる白バラが彼女をシンボライズする。 母子ほど年の離れたシェリ(愛しい人)ことフレッドには、ルパート・フレンドが黒髪にして紅をさし、美青年でも印象の薄かった以前とはガラリと変わって今までで一番のハマリ役。 その母マダム・プルーのキャシー・ベイツがなんとも奇怪なキャラクターで2人を翻弄する。 彼女やレラと同様ココットあがりの老女たちの強烈な存在感も味つけとなっており、ベル・エポックの絢爛たる世界の中でシェリの若妻も絡んでのフレンチな恋愛摸様ながら、フランス映画ほどにはルーズにならずにイギリス映画然とした硬質な感触もそなえる。 「青い麦」「ジジ」のコレット原作「シェリ」を主体とした上で、続編「シェリの最後」の世俗的な内容は省きその結尾につなげることで彼らの物語を凝縮。 フリアーズは自分の描きたい部分だけを選りすぐって、甘美で悲痛な世界を構築したかったのか。
レインさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-02-01 07:00:02)
その他情報
作品のレビュー数 3件
作品の平均点 5.33点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.70
このレビューの偏差値 55.77
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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