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高慢と偏見(1940) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 高慢と偏見(1940)
製作国
上映時間118分
ジャンルドラマ,ラブストーリー,モノクロ映画,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
「プライドと偏見」の頃に入ってきたアメリカ版。 主演の2人はイギリス俳優で、ローレンス・オリヴィエのダーシーは前年の「嵐が丘」よりも適役と思われ、TVドラマのコリン・ファースとはまたちがったコミカルで洗練された演技は貴族的な人物に向いた資質が感じられ、リジー(グリア・ガースン)とのかけあいも悪くない。 衣装は原作より後の時代のボリュームのあるもので、ベネット姉妹は「若草物語」のような衣ずれのたたずまい、実際オースティンの「高慢と偏見」はオルコットの小説に影響を与えているといわれ、特に上の姉2人のキャラクターは似かよっているので、この衣装だとその類似性が見えやすいだろう。 ダーシーの館ペンバリーのシーンがないのはアメリカ映画というのもあるが、リジーがその壮麗さに魅了され、主の人物評価にも影響したようなあたりは気になるところではあったので、視覚的には寂しいがなくてもよいのでは。 ダーシーの財力や邸宅は、魅力というよりも作品をシンデレラ物に見せる弱点でもあり、作者の代表作ではあっても物語としては「分別と多感」の方が上かもしれないのである。 レディ・キャサリンやミス・ビングリーには手心が加えられ、意地悪と見せて実はいい人だったというおさめ方はアメリカ映画的に思え、イギリス映画を見なれていると甘く感じるのはいたしかたない。
レインさん [DVD(字幕)] 7点(2013-02-09 07:00:07)
その他情報
作品のレビュー数 3件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.82
このレビューの偏差値 65.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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