| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 これ、2001年宇宙の旅を意識してますよね。
最初猿が水飲んでるシーンでまずそれを感じました。 中盤に数回出てくる、目玉ドアップでパチクリするカットも、ボーマン船長がスターゲートを通過する時っぽいし。 99%に覚醒し、時空間をも超えるシーンで観客に??と感じさせるシーンは、スターゲート通過後の展開にも似てる。 表向きはSFアクションという体裁ですが、終盤を解釈するに、とても宗教的・哲学的な事がメインテーマとなっています。 量子力学や応用数学の話も出てきましたし、「この世の全ての物質は時間という概念によって存在できている」という説明も、意識によって物質も形状を変えるという理論のようです。 覚醒が進むと、周囲のパソコン等の物質との同化まで自由自在ですしね。 んで、99%まで覚醒すると時空を遡り、宇宙誕生の瞬間くらいまで自在に戻っていけるようになりました。 そして100%になったら、ルーシーとしての肉体は消えました。 これは仏教でいう「空」の状態を表したのだと解釈しました。 キリスト教でいえば「神」と同等の存在。つまりは全知全能の存在。完璧な「一つ」の状態に到達したといえます。 その状態から携帯を自在に操り「I AM EVERYWHERE(私はどこにでもいるわ)」で映画終了。 間違いないですね。ラストの解釈は、「何もないことだけがある」という空の状態に到達し、悟りを開いた、という事で間違いないでしょう。 【TK of the World】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-09-18 21:37:35)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |