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《ネタバレ》 前半すごい共感できたんですよ。心の声が聞こえる演出が。心の中で「今行かないでどうする」と思ってるのにいけないあたりとか、執筆に悩んで寝れないとことか「すごいわかるわー」と思いましたね。このままいったら面白いなーと思ってたら、最後めちゃくちゃな展開になりましたね。「現実は淡々としている」と言ってたチャーリーに、ハリウッド映画のような非現実が起こりました(笑)それにしてもニコラスケイジは大物なのに冴えないおっさんの役うまいですねー。チャーリーは、変わろうと思ってはいるけど変われなくてそんな自分が嫌いになる、の繰り返しをしてます。一方対照的に描かれるのがドナルド。彼は気さくで女にも困らない、けど大して面白いことを言えるわけでもない、まあ凡人なわけです。そして大した理由もなく脚本家になると言い出し、アイデアも陳腐なのにドナルドの方が成功する。大した才能もないのに、女にもモテて脚本も成功して、チャーリーは腹立つんですよ。大したことないくせに何でって。どちらかというと僕はチャーリーよりの人間なんでその気持ちも分かるんです。でもよくよく考えてみると、ドナルドはチャーリーと違って行動派なんですよ。「愛されるより愛するほうが大事だ」=「待つことより自分から行動することのほうが大事」という信念を持ってたんですね。チャーリーは最後にそこに気付いてドナルドのことを尊敬し、アメリアに告白する。彼はついに変わることができた。そして彼は車を走らせた、初めて希望を抱いて…。と書いてみると大したオチもなく淡々としたストーリーでしたけど、本当に現実っぽい映画ですよ。僕の周りもこんな感じです。そこにすごく共感できました。
【TK of the World】さん [地上波(字幕)] 8点(2006-10-27 23:20:19)(良:1票)
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