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《ネタバレ》 主人公は最後まで理性的で、最後に悪が滅ぼされ、映画は無事幕を閉じる。それだけのいたって普通のサスペンス映画だが、所々に現実の殺人事件の被害者や遺族を思い出さずにはいられないような描かれ方があってそのため非常に気が滅入る。しかもこの映画は別にそういったことを真面目に語る映画でも全くなく(べつに語らなくていいのだが)、結局のところ、見ている人間への単なる嫌がらせである。しかも事が事だから、そう軽々しく趣味が悪いね、といいきるのも後ろめたくさせる、なかなか狡くて趣味の悪い映画である。
【d-sutpen】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-10 17:58:14)
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