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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 - スペシャル・エクステンデッド・エディション - のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
製作国ニュージーランド,米
上映時間250分
ジャンルアクション,ドラマ,アドベンチャー,ファンタジー,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 初めて10点をつけます。それだけの価値がこの三部作にはあると思っています。原作ファンとしては、指輪物語が"まともな"映画として見られるなんて、それこそ夢のよう(バクシ版は無かったことにしてほしい)。そこかしこに見られる文字やセリフへのこだわり。中つ国の再現。随所で原作を忠実に再現しようとしているPJ監督はじめ関係者の心意気が伝わってきました。忠実といっても原作は原作、映画は映画なので、ストーリーや役柄の改編はあるのですが、底辺に流れる思想、世界観は原作のエッセンスを見事に表現しています。原作は3部作といっても、それは壮大な指輪世界のほんの一部。もっとその背景にある中つ国の歴史を知らないと、本当に理解することはできません。映画も同様に、映画だけで解釈するのはそうとう難しいものだと思います。それでは映画失格という意見もあるでしょうけれど、原作自体がそうなのです。原作、追補版、「シルマリルの物語」、「ホビット」とともに中つ国の伝承のひとつととらえれば、それはそれでありではないかと思うのです。それはともかくこの映画、何に感動したというと、3部作がサムのセリフで締めくくられたことです。原作ファンなら分かるでしょう。最後はあのセリフでなくてはならない。アラゴルンが戴冠して終わり、ハッピーエンド、めでたしめでたしではいけないのです。戦争映画じゃないんだから。それをPJはよく分かっている。映画のために戦闘シーンやアクションシーンを多めにしたけれど、本当に見るべきところはそこではないと。その、サムが子供を抱いて「帰ってきたよ」と言う、それまでの出来事がすべてこの一言に収斂するシーンで、一気に感動が押し寄せました。最後にこの映画、指輪ファンなら吹き替えで見てください。瀬田訳指輪に浸ることができます。
EOSさん [DVD(吹替)] 10点(2010-08-09 16:19:54)
その他情報
作品のレビュー数 60件
作品の平均点 8.55点
作品の点数分布
011.67%
111.67%
223.33%
311.67%
400.00%
500.00%
658.33%
735.00%
835.00%
91016.67%
103456.67%
作品の標準偏差 2.45
このレビューの偏差値 52.41
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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