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《ネタバレ》 前評判とか一切の情報なしで鑑賞しました。
時間を遡って種明かしをするのは定番ですが、これほど頻繁にひとつひとつのイベントを種明かししつつ終盤まで突き進むのは、あまりないように思います。登場人物も限られていて、それぞれキャラが立っているので、とても分かりやすい親切脚本ですね。アトミックブロンドのときには一度では分からなかった自分でも、よく理解できました。DVDだと前のシーンまで戻って、おおーとか楽しみながらの鑑賞もできます。 主役のサッシャ・ルスも、DV男の言いなりからトップモデルまで、いろんな表情を見せてくれますが、市場で売り子をしていた時が一番魅力的に感じてしまったのは、自分の好みなので仕方ない。 それにしてもヘレン・ミレンの貫禄がすごい。終始無表情ながらアナを一番かわいがるという超ツンデレおばさん。この映画はスパイ映画といいつつも任務や殺人はマクガフィンであって、実は師弟の愛情物語ですね。自分と同じ苦労を味あわせたくないというのが、足のケガのエピソードからも分かります。 最後もヘレン・ミレンがビシッと引き締めて、ニヤリとした感じの後味は良かったです。手玉に取られたイケメン2人や殺されまくった男どもは、いい面の皮ですけど。 【EOS】さん [DVD(吹替)] 7点(2022-08-22 23:02:12)(良:1票)
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