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キー・ラーゴ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 キー・ラーゴ
製作国
上映時間101分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,犯罪もの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 それぞれのキャラクターの初登場シーンからして的確。ラウンジにたむろする個々のギャングたちの配置に、バーカウンターで競馬の話しをする女、バコールはせっせと働いており、彼女の義理の父親である車椅子のホテル主人はその様子を見守り、ギャングの親玉は当然の如くエラそうに風呂につかっています。これだけでも人物の性格付けが済んでしまったようなものです。さらに密室に充満した緊張感もあります。バコールを挑発するようにエドワード・G・ロビンソンが耳元でささやくのですが、その時のバコールのアップと影のように黒ずんだロビンソンの横顔が不穏な空気感をかもし出しています。そんな中で特に私のお気に入りのキャラクターは新聞を見てヘラヘラ笑っているギャングでして、彼の銃だけがピカピカ光っているのも印象的。
 ラストの銃撃戦はやや物足りない感じがしますが、ここでも活躍?するのは例によってお気に入りのギャングで、彼がポケットに手を突っ込んでズドンとやるのが良い味を出しています。ジョン・ヒューストン監督とボガードのコンビなら「マルタの鷹」よりも本作をオススメしたいです。
ミスター・グレイさん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-09 18:15:05)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 6.24点
作品の点数分布
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329.52%
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6419.05%
7523.81%
8628.57%
900.00%
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作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 56.63
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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