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殺しの烙印 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 殺しの烙印
製作国
上映時間91分
劇場公開日 1967-06-15
ジャンルアクション,ドラマ,シリーズもの,モノクロ映画,犯罪もの,ハードボイルド
レビュー情報
《ネタバレ》 主人公が壁に寄りかかり謎の美女が階段の中腹あたりにいて、離れた場所でそれぞれ独りごちるように話すのにしっかり会話ができていたりと、現実世界よりも美的構図を優先したシーンが全編に渡って見られます。そういった意味では実験的な感じがするのですが、これがとても美しいのです。水と虫が象徴的な謎めいた美女のイメージは裸で駆けずり回る主人公の女房よりもずっと魅力的でエロティックで幻想的ですし、かと思えば飯の匂いをクンクン嗅ぎ興奮を覚える主人公は生活感に満ちていますし、そこに乗り込んでくるナンバー・ワンの殺し屋は、殺し道の極みだとばかりに目を開けたまま寝てズボンはいたまま小便垂れても、なおクールで強烈な存在感があります。車の下に隠れて前進していく埠頭での銃撃戦などとても工夫されていますし、ラストのナンバー・ワンとの決闘のシーンは暗い中に存在する四角いリングがとても印象的です。殺し屋に美女と巧みな演出、これだけで映画は十分に面白いのです。冒頭と最後に流れる殺し屋の歌も良い。
ミスター・グレイさん [DVD(邦画)] 8点(2008-09-05 18:06:42)
その他情報
作品のレビュー数 23件
作品の平均点 6.39点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
2313.04%
300.00%
428.70%
528.70%
6313.04%
7521.74%
8417.39%
928.70%
1028.70%
作品の標準偏差 2.34
このレビューの偏差値 52.95
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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