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《ネタバレ》 ラストの鬼気迫るジョン・ウェインとモンゴメリー・クリフトの対決は圧巻ですし、牛の群れの凄さ、それを平然と掻き分けるジョン・ウェインのさらなる凄さ(どうやって牛を動かしてるんだ?)、旅立ち直前の静けさ…と見応え十分なシーンがあるのは分かりますが・・・期待し過ぎていたせいか少々物足りない箇所があります。 例えばファーストコンタクトで台頭する若者同士の対決を予感させたチェリーの扱いは中途半端で肩透かしを食らいますし、あるいは100日を超える大移動ではあるものの、過酷な移動描写よりも休憩地点の方が印象が強いのもいかがなものかと(つまり私はラオール・ウォルシュ監督の「ビッグ・トレイル」のような移動の方が好みなのだ)。
暴君と化していたウェインがジョーン・ドルーに黙らされるあっさりした結末や(意地を張る男同士を仲直りさせるにはあれしかないが)、誰も書き残しそうもない手記で物語を進めるあたり、映画としては当然だと言わんばかりの豪快さです。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-03 18:48:33)
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