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或る夜の出来事 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 或る夜の出来事
製作国
上映時間105分
ジャンルコメディ,モノクロ映画,ロマンス,小説の映画化,ロードムービー
レビュー情報
《ネタバレ》 お嬢様は何にも知らんだろうと、クラーク・ゲーブルがさも得意げにヒッチハイクの講釈をたれるシーンが何ともおかしいです。実践してみればカーレースのようにビュンビュン通り過ぎて行く可笑しさ。柵の上で優雅に横たわり〝しょうがない私の出番ね〟となり、女がそのおみ足をチラッと見せれば車が急停車する。もう分かりきったコメディなんですけど、これこそがエロティックなのだと思います。しかも上品かつロマンティック。ジェリコの壁の使い方なんぞ、その極みですね。当時は倫理規定の問題で性描写ができなかったのかもしれませんが、そんなのは物語る上で何の障害でもないことを証明しています。壁の上に掛かる下着、揺れる壁、ラストにはその壁が崩壊に到りハッピーエンドとなるわけですが、たった毛布一枚でこういった表現ができてしまうのが凄いことです。現在では退屈と言われても仕方ないこういう演出こそが、本当の豊かさなんだと思います。
ミスター・グレイさん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-02-03 18:22:20)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 124件
作品の平均点 7.78点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
210.81%
321.61%
432.42%
575.65%
697.26%
72520.16%
82822.58%
93326.61%
101612.90%
作品の標準偏差 1.68
このレビューの偏差値 50.77
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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