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RRR のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 RRR
製作国インド
上映時間179分
劇場公開日 2022-10-21
ジャンルアクション,ドラマ,アドベンチャー,ミュージカル
レビュー情報
《ネタバレ》  
いや、周囲からの評価も非常に高い!
それも滅茶苦茶に褒められてるんで、そこは気になってだんだ。

んで、今日は不意に時間が出来たんでアレだ。
感想だけど…ちょっと書くのは躊躇する。
いや、躊躇ってのは「想った意図が伝えられるかなー」って意味で。

あくまで俺の感想なので、まず俺自身の確認ポイントを理解して欲しい。

【自身の確認ポイント】
 01:クリエイターとしての包括な目線。
 02:シナリオライターとしての目線。
 03:各映画を観て来た目線で。

上記を抑えて貰えたら…結論から言うと驚いた!
いや、俺が映画の世界を知らなかったり、インド映画をあまり観てないのもあるけど…とにかくショックだった!

インド映画って凄く進化したんだなーと思った。

想えば…最期に観たのは1995年の「ムトゥ/踊るマハラジャ」以来。
此処までの進化を魅せられると、相当にビックリするし…何より、各国はもう業界内での(単に創る)能力差は無いのかもしれない…なんて発想になった。
それと制作陣が、かなーり色んな映画を「観て」、「学習して」、何より「身に着けている」のに驚く。

ネタバレに繋がるかもだけど…うん。
俺的なNGポイントは2つだけあるので、ざっとだけ書く。
     *     *     *
【A:ジュリーの処遇とシナリオの変更】
イギリスの提督の娘ジュリーが出て来て、なかなかの好演をしてキュートだ。
ただ、(悪人描写とはいえ)父親を殺されて、その後でコムラム・ビームと結ばれるってのは人情的にどうなのか?
いや、悲しみのまま愛し合ってるけど離れ離れってのもそそるけど、結ばれるのは(方法論の一つとして)賛成ではある。
けど、提督だった父親の殺害の後…かつ、あの当時の時流を考えると大きな違和感がある。

俺だったら…そうだな。
提督のすぐ下に、闘えるタイプの部下の参謀を置く。
んで、全部ソイツが英国兵に指示してたり(更にはジュリーを自分の嫁に従ってるとかにして)悪事三昧。
父親はもっと気が弱く、立場を利用されて…最後は事故とかで死んじゃうとか、ソイツに殺された方が良いと思う。

【B:ラストのインド万歳なメッセージは…どうなん?】
いや、もうね…こういうのは好きじゃないんだ、マジで。
(テーマは別として)北朝鮮の番組を観てるような気がしちゃったし…何よりも、これ程に面白い映画を創ってたのに「何やってんだ?マジで…。」と思ってしまった。
いや!もっと考えよう!
インド人目線だけじゃなく、(敵対国は抜きにして)第三者目線の国の視線くらいは。
     *     *     *
でもでもでも!でぇーもぉー!
文句は色々書いたけど、他は滅茶苦茶に面白かったぞ!いや、マジで!

ほんと、色んな映画を観て勉強して、努力してるのが伝わって来たし…なかなかに俺の好きな映画を辿ってくれていて嬉しさ満点!
かつ、インド映画の手法で「ミュージカルっぽくなってる」ってのも変な悲壮感を出さずに、かつ勢いを阻害してない要因になったんじゃないかなーと思った。

あと、ビジュアル的な見た目については敢えて触れないようにしてる。
理由としては…映画の国籍的なビジュアルって、見慣れて来ると「それも好きになる」ってのは経験上よーく知ってるから。
あ、近所のインドカレー屋の店員が、凄ぉぉぉぉぉく良い人ってのもあってさ。(バターチキンカレーとチーズナンが死ぬほど旨い!)

ただ、凄いな…インド映画の未来!
これからは(ジャンルによるけど)楽しみになって来たな…ほーんと!
映画の奴隷さん [映画館(字幕)] 9点(2022-12-01 08:23:26)
その他情報
作品のレビュー数 36件
作品の平均点 7.89点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
212.78%
300.00%
412.78%
512.78%
638.33%
7616.67%
8925.00%
9925.00%
10616.67%
作品の標準偏差 1.76
このレビューの偏差値 53.59
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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