| 作品情報
レビュー情報
まず、アレだ! 1作目も観ていないし、前編の【運命】も観ていない。 漫画もたまーに観る程度だったんだけど…Blu-rayになる前に本作を観て置こうと。 最悪のタイミングだな、マジで。 ――東京リベンジャーズ2/血のハロウィン編【決戦】(2023年) まず、俺は「不良系の漫画」はかなり好き。 そして、やくざ映画も好きだけど不良系の映画も好きだったりする。 今までなら、一番好きだった不良系の映画は2007~2009年に上映した「クローズZERO&クローズZEROII」だ。 ドラマにピッタリ合ってた音楽と合わせて最高だったなぁ、と思う作品。 今回は(前作は観てないけど)戦闘シーンが、かなり壮大に長かったね。 けど、ちゃんとロングバトルの意味はあったし(若干の理不尽さがあるにせよ)キャラが燦然と光っており、故にラストシーンで泣きそうになる。 リアリティーを残しつつも「あのようなキャラ劇」があると……男って堪らん気持になるんだよね。 ともあれ、続編シリーズはまだまだ続くと思うし、この映画も「キングダム」と同じく、追いかけて行きたい日本映画と思う。 あ、晩年の始皇帝となった「漂」って同じ役者の吉沢亮さんなんで、若干面白かったけど。 いや、マジで「仮面ライダー メテオ」から大出世だな。 そういや、不良系の漫画…敢えて「ヤクザ漫画」との境界線を作る意味で「ヤンキー漫画」って言い方にするけど…想えば、本宮ひろ志の「男一匹ガキ大将」や「さわやか万太郎」などから始まり(俺が忘れてるのもあると思うけど)年齢を重ねつつ、数々のヤンキー漫画に目覚めてゆく俺。 年齢を重ねた今となっては、時代ぞれぞれのコンプラとかもダイレクトに作中へと吸収してきたジャンルだなーなんて思うね。 ヤクザ漫画との境界線が異常に難しいが、俺はかなり好きなジャンル。 作品はリアリティーがあるのが好きだが、それだけじゃなくキャラが立ってるのが最高かも知れない。 * * 色々と考えるなぁ…今更だが”今までの人生”について。 何故「俺はヤンキー漫画が好きなんだろう?」なんて、過去の想い出と共に想起する。 俺は住んでいた場所、そして家族構成(つか、姉とそのツレ)がアレだったので、嫌でもダークサイドの世界をガキの頃から知る事が出来た。 母親はヤクザの知り合い、姉はヤンキーの知り合いが多かったし、その怖さも知ってたけど…ヤンキーの服なんかも御下がりを貰えてたし、更には「どうやったら可愛がって貰えるか」もガキの頃から学習していたと思う。 うん、此処では書けない事も多いし、強烈すぎる想い出の嵐の数々。 映画「スターシップ・トゥルーパーズ」でも告げていたが「暴力だけがどんな問題も解決できる」はまさにそうだな、と思う…理想はさて置きだけど。 実行はしないけど、俺自身は凄く説得力のある言葉と思うし(心理的納得は別として)その解決を、目の当たりにしてきた小学生、中学生、尼崎市での青春時代。 鮮烈な暴力に…泣きそうになりながらも、保身もあって納得してきた事が多い。 今の仕事は好きだ…大好きだ。 行政の仕事をした俺も、大学で授業を教えてる俺も間違いなく俺。 振り返らんし、後悔はしたくない。 けど、覚悟が無いまま、口だけでイキってる奴を偶に見る。 途端に、殺意が湧いてくることがあって、その時にかなり焦る自分が居る。 ――男の価値は覚悟だ。 それは、喧嘩の「強い・弱い」の問題じゃない。 例えるなら…恐くても逃げない回数が道だと思ってるし、自分を強くすると信じる。 敵に囲まれて、逃げた人間を俺は信用しない。 どんなに生意気な事をホザこうが絶対に絶対に信用しない。 あー、こんな事を書いてたら「いい歳コイて何を言っている?」なんて思われるだろう、きっと。 でも、まぁ…俺はこの文章を書き出した時に程度の覚悟をしている。 だから、構わない。 俺は「そんな世界」と「男の筋道」を信じている。 どんな職業でも「逃げない魂」を持つ奴を、ただただ尊敬してる。 だから、言っておく。 ――調子に乗ってたら、マジでブッ殺すぞ? なんて、ヤンキー映画を観た後のトーク。 きっと、アレだ…アレ! あの「仁義なき戦い」を観た後の観客ってこんな心境。 あ~…恐いね。 でも、アレだ。 仲良く過ごすのが一番いいよ…マジで。 道と筋を信じながら、さ。 . 【映画の奴隷】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-08-17 21:04:33)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |