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《ネタバレ》
3連休の日曜日に観たのは、これ。 ――Pearl/パール (2022) いや、最初は(いま)読んでいる「パール判事の東京裁判本」から、その類の政治映画かな?と思ってたが、全く関係ないと理解し汗顔の至り……ンなワキャねーわな。 でも、機会があれば読んで欲しいけど……そこはそことして。 まず、映画のスタイルが凄く素晴らしい。 やっぱり、この手の映画を観ると、何故か脳裏に浮かぶのは「悪魔のいけにえ」だ。 その佇まい、語源化が難しい――”あの雰囲気” 全てが異様な、あの映画だが…どこまでこの映画にも独自のオーラを持っているか?…そこが気になる。 恐怖と、あまりにも救われない狂気。 そのさまに、つい俺自身に「笑い」まで出てくる始末。 独自の雰囲気は、ある! 彼女の「行為」はともかく、だ。 どこまで彼女を理解してあげられるか?が視聴する各自に問われるだろう。 いま「多様性が必須」と言われる時代だが、映画として見る事が出来ても……俺に、きっと彼女”パール”を理解など出来ないだろうな……マジで。 ――愛されたかった。 ――ただ愛されたく、理解されたかった。 ――だが、嘘を瞬時にして見抜く彼女の洞察力。 なので、最後のシーンはとても悲しく映る。 クリエイターとしては相当に感動する作品だけど… ただ、切ない…そして怖い。 行為はともかく、パールのような女性は実在する。 行為はともかく…だ。 そして、映画のフォーマット。 そこは設定やシナリオだけじゃなく、フォントと演出にまで徹底されていた。 働いてるゲーム業界では、昔から徹底してる会社はあったのだが、此処まで細かく指定されてるのは珍しい気がする。 いや、もっとさり気なく表現してた作品も多いかも知れないけど。 そして、前編の「X/エックス」があると分かったので、Amazonでポチッた。 まだまだパールを探求できそうだ。 超恐いけど…彼女は。 . 【映画の奴隷】さん [映画館(字幕)] 8点(2023-07-20 05:46:52)
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