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《ネタバレ》
仕事をササーッと、午前中に済ませた。 また行かないと、そろそろ終わると思って…”その映画”に向かう。 ――食人族/4Kリマスター無修正版(2023年) いや、中学の時以来だな…けど記憶にない。 ショッキングなシーンは(エロいシーンの話も含め)友人とは話し合ってたが、ストーリーが全然想い出せない。 想い出せば「コレ系」のショッキングな映画は沢山あったなぁ…と。 ヤコペッティの「世界残酷物語シリーズ」とかも、頭に浮かんでくる…ああ、青春の残酷さよ。 そぉーんな、こぉーんなもあって、いい機会なので…映画を観ようと渋谷に向かってみる。 んで、劇場に到着……此処も1年ぶりくらい? 館内の壁にはメジャーじゃないにせよ…面白そうな映画ポスターの応酬。 あ、これって「キングダム」じゃん。 昔、あのデビッド・リンチの「ツイン・ピークス」が大流行した後…その後釜って感じでWOWOWでやってたな…デンマークのサスペンスホラーだっけ? コレって昔に観ていたけど…あまり覚えてない。 ただ、音楽とか初期設定が、異っ常ぉぉぉぉぉな雰囲気があって一種異様だったけど…これから観直してみようかなと思ったり。 ともあれ、時代ってのは流れてて、存在意義も価値観も、映画は流動してるな、と実感する。 そして――本作を鑑賞。 まぁ、想った以上に(4Kになった事もあり)フォルムが奇麗だな、と思った。 それと最初に「本作を想像していた」からか?そこまでハードル上げてなかったので、想った以上に胸に突き刺さってきた。 だが、隣りで笑ってるオッサンが正直キショイ!なんか「ワシ、よくこの映画の事を分かってるやろ?」って感じで、声出して笑ってるのが、壮絶にキショイんじゃアホぉ! 思えば、コレ系って…中学時代からグァルティエロ・ヤコペッティの「世界残酷物語のシリーズ」とか、少し離れて(別人製作だけど)「ジャンク/死と惨劇シリーズ」とか…色々とコレ系の映画って観てきた。 ただ、本格的に映画を好きになると、こんな感じの映画は観なくなってくるのが、俺の不思議。 ただ、想うのは……総じて80年代の悪夢だな、これら作品は。 存在意義は絶対にある!間違いなくある!「この世の境界を知る」とか、クリエイターをする者の立場からすると「やってはいけない果」を知る事ができる。 が、もしクリエイターを続けたいのなら…出来る限り「その果て」を通りたくないんだよな…マジで2度と。 けど、こんな作品…もう創れないんだろうな、きっと。 そう考えると、グリーン・インフェルノを創ったイーライ・ロスって根性あるわー。 終ったら夕方。 飯を食わなきゃだけど…お腹いっぱいだよ、ママン。 んで、そのまま帰宅。 思うのは…この映画って「この世に存在している」事実。 これは「良い映画・悪い映画」って話じゃない…存在する映画を認識したうえで、嫌なら近寄らなきゃいい。 けど「やってはいけない涯(はて)」と認識して…この映画の存在価値じゃなく、そこからが俺らのターンだ。 何か今日は暖かかったし少し疲れた。 なので、もう寝ます。 こんな夢だったら嫌だなーと、思いつつ。 おやすみ…ルッジェロ・デオダート . 【映画の奴隷】さん [映画館(字幕)] 5点(2023-05-24 23:28:26)
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