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気球クラブ、その後 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 気球クラブ、その後
製作国
上映時間93分
劇場公開日 2006-12-23
ジャンルドラマ,青春もの
レビュー情報
《ネタバレ》 テロップの多用や時刻の表示など、いかにも園子温だなと思った。
ただし物語については、人一人死んでるのにあまり暗くならず、むしろ爽やかな余韻を残す終わり方で、そこは園監督作の中でも珍しい作風だと思った。
多くの登場人物がそんなに気球に興味があるわけで無く、ただ皆で集まって騒ぎたいだけであったり、女の子にしか興味がなかったりして、彼らは所詮重力に逆らえなかった人間だ。村上を除いては。彼は違った。気球に対していつも熱く、気球そのものが彼だった。重力に逆らって生きようとしていた。そんな夢を追い求める事の素晴らしさもしっかり描かれていて良かった。

主人公の一人である二郎も社会人となり、今は過去の思い出に過ぎない気球が空に浮かんでいるのを眺めて何を思ったのか。エンドロールの後、必要以上に長いエピローグを観ながら自分もやり残した事があるような気がしてなんだか切ない気持ちになった。
ヴレアさん [DVD(邦画)] 7点(2014-09-11 23:44:53)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 6.13点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 53.27
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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