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《ネタバレ》 この作品のテーマとしては、理想を実現することの難しさと、人との距離感についてだと思う。とにかく陰キャである主人公の痛々しいまでの生態が描かれている。即ちタイトルの“青くて痛くて脆い“とは吉沢亮演じる主人公の事である。
杉咲花演じる秋吉が彼に向けて放った一言「気持ちわるっ」が全てを表している。 初めて会った秋吉をヤバい奴だと言っていたが、実は一番ヤバい奴は主人公だったという意外性こそが面白い。 少々残念だったのはせっかく決定的な“証拠“を掴むシーンが原作に比べてあっさりしていた点と、張本人が何もペナルティ無いってのがスッキリしなかった。ていうか横流しという絶対悪に対してちゃんと追求していない所が駄目。 また、原作にはない部分として、主人公のifの世界、もし主人公が素直な奴だったらというパラレルワールドが描かれていた点は良かった。 これこそが本当は主人公の望んでいた世界なんだなぁと思うとなんか切なくなってしまった。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 7点(2020-09-14 12:35:03)
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