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狼/男たちの挽歌・最終章 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 狼/男たちの挽歌・最終章
製作国
上映時間111分
劇場公開日 1990-01-13
ジャンルアクション,ドラマ,犯罪もの,ハードボイルド
レビュー情報
《ネタバレ》 男だらけの熱い人情ドラマから一転、一人の女性を軸に戦う殺し屋を描いた愛の物語。かと思いきや、男同士の友情、裏切りと言った挽歌シリーズの特徴もしっかりと受け継いでいる。ストーリー自体は『男たちの挽歌』とは全然関係ないので、これ単独で観ても大丈夫。

のっけから哀愁漂う音楽と、あざとすぎる設定が泣かせる気満々で少々引いてしまうが、とにかく格好いいチョウ・ユンファが見られるので文句なし。しかし、この頃から太りだしているので2重顎ではあるが(笑)終始クールだったのに、仲間の死をきっかけに感情を爆発させ吠えるシーンが『男たちの挽歌』のマークを彷彿とさせる。刑事役のダニー・リーや名悪役シン・フィオン(異常にしぶとい)の名演技も見逃せない。

銃撃戦の最中、リーとユンファが笑みを浮かべるシーンが好き。挽歌1、2にもあったけど、生きるか死ぬかの危機的状況で、ある臨界点を超えてしまった時に起こる笑い。そこまで行くともう銃撃戦が楽しくてしょうがないのだろう。ある意味銃撃戦を楽しんだものが最後に勝つみたいな。ジョンウーならではの美学。ただ、最後、ダニー・リーがユンファの為に復讐を行うが、そこまで深い関係だったのかな?と、少々疑問が残った。

まとめると、一対一の男のバトル、銃の突き付け合い、教会での戦い、鳩、と今後のジョン・ウー作品の礎を築いたような傑作である。
ヴレアさん [ビデオ(字幕)] 8点(2014-12-17 09:06:19)
その他情報
作品のレビュー数 30件
作品の平均点 7.33点
作品の点数分布
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100.00%
213.33%
313.33%
4413.33%
513.33%
626.67%
7516.67%
8310.00%
9723.33%
10620.00%
作品の標準偏差 2.34
このレビューの偏差値 51.21
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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