| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 予告編を見たときには見る気は起きなかったものの、評判が良いので見に行ってきました。結果、十分楽しめました。古いディズニーアニメのエッセンスみたいなあまりにコテコテの序盤のアニメ、実写になってからの序盤のアニメに対する自虐的パロディの数々、そして最後はいかにもディズニーといったエンディング。苦笑いの連続から、最後はやっぱりディズニーの世界にどっぷりという映画でした。全編とおして、過去の古い作品の小ネタがたっぷりちりばめられているので、昔からディズニー映画に慣れ親しんだ人には、それを見つけるのも楽しみの一つ。ついでに、ナレーターがジュリー・アンドリュースだからなのでしょうが明らかに「サウンド・オブ・ミュージック」からの引用といったシーンもあり、もろに「メリー・ポピンズ」を使わずにちょっとひねったかとニヤニヤさせられました。
結局、この映画、一見子供向けですが、実際は子供の時に古いディズニーアニメをたっぷり見て育ち、今は夢を追う余裕もない大人が一番のターゲットなんでしょう。序盤のアニメは子供の頃の夢一杯の世界、実写になってからは、社会に出て現実に振り回され夢など語っていられない生活、だけど最後は「夢は叶う」という子供の頃に浸っていたディズニーの世界で締めくくり。夢を忘れた大人に、どんなときにも夢見る心は大切という、ディズニーからのメッセージのような作品ですね。 【はやぶさ】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-03-15 20:41:19)(良:3票)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |