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カポーティ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 カポーティ
製作国米,カナダ
上映時間114分
劇場公開日 2006-09-30
ジャンルドラマ,犯罪もの,伝記もの
レビュー情報
日本ではまだ公開されていないので、ネタばれはなしで。

カポーティ役で各種主演男優賞を総なめにしたホフマンの演技はたしかに素晴らしい。この映画のカポーティは決して善人としては描かれていない。自分の小説のネタのために殺人事件の現場の片田舎に乗り込み、犯人との面会にこぎつけ、交流を重ね、彼の信頼を勝ち取る一方、取材協力者の幼馴染・ハーパー・リーには「彼は金脈だ」と鼻息を荒くする。NYでは連日バーで文壇関係者にちやほやされるのが大好き。列車のポーターにお世辞を言わせるためには大目のチップもいとわない。こんな人としてどうかというキャラクターに、徐々に感情移入させてしまうのが、ホフマンの演技の力だろう。そして、ホフマンが浮かないようにバランスをとっていたのが、アカデミー賞にもノミネートされていた、リー役キャサリーン・キーナーの抑制した演技だったと思う。そして、マイケル・ダナの静かで透明感のある、ピアノと弦楽器を主体とした音楽も、センチメンタル過ぎなくて心地よかったのでした。


※北米で映画館で鑑賞
オカチさん [映画館(字幕)] 8点(2006-06-29 18:58:15)
その他情報
作品のレビュー数 61件
作品の平均点 6.10点
作品の点数分布
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111.64%
200.00%
323.28%
446.56%
51118.03%
62134.43%
7914.75%
81219.67%
911.64%
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作品の標準偏差 1.49
このレビューの偏差値 58.57
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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