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《ネタバレ》 ノーベル賞受賞作の映画化作品。小説の方は、文庫本4冊のボリューム。この映画のシナリオはそのうちの1冊分。イナゴとの壮絶な戦いで戦果を挙げたのは、人間の起こした火や、掘った溝ではなく、風だった。彼ら農民は自分たちの力の及ばない自然の中に神を感じ、その感謝を忘れない。土に根を張って生きるというのはこういうことなんだ、すごいことである。現代人に決定的に消えてしまっている精神だ。神にすがったって何になるとも思えないが、大地に生きることに少しでも戻れば、何かの助けになるような気がする。中国の話なのに、キャストがアジア人じゃないので少し違和感あったが、主人公の目が輝いていて魅力的だった。それにしたって、イナゴの大群はどのように撮ったのか?
【サイレン】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-07-12 03:42:34)
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