Menu
 > 作品
 > イ行
 > イン・ザ・プール
 > パブロン中毒さんのレビュー
イン・ザ・プール のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 イン・ザ・プール
製作国
上映時間101分
劇場公開日 2005-05-21
ジャンルドラマ,コメディ,医学もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 普通に楽しめる映画かな。
私には松尾スズキの演技はいまいち印象に残るものではなかったが。あと、市川の強迫神経症ぶりは、かなり甘すぎる気がする。悲壮感が全くなくて、「そういえば、強迫神経症だったっけな」という程度である。市川の責任ではなく、脚本演出だけれども、実際の患者とはかなり違うのではないだろうか。たとえば中森明菜を思い浮かべれば、本作の市川との違いは明らかであろう。
患者のうち、私が最も面白いと思ったのは田辺誠だった。自分ではストレス社会をうまく泳いでいるつもりの彼が終始クールなモノローグ。これをオダギリや市川のドタバタの合間にはさむところがおもしろい。編集にセンスを感じるし、田辺自身のコメディセンスも感じる。
さて監督はオダギリのような美男子にこれでもかの情けない演出を加えまくったところ、なんとなくいじめ感がありますね。おそらく多くの〝オダギリほどかっこよくない〟男性は溜飲を下げたことでしょう。…が、ここまでみじめな演技をさせられても、〝やっぱりオダギリジョーはかっこよ〟かったのでした。かっこいい人は何をしてもかっこよくなってしまうのですね…。という実験だったような気もする。
私的にはオダギリと市川の部屋のインテリアが興味深かった。最近は邦画もインテリアに手を抜かなくなって喜ばしいことだ。
難をいえばやっぱり、悲壮感を排除したことにより〝心の病気〟のワリには各キャラクターに深刻さが欠けていること、「ハメをはずせ」というメッセージをあからさまに出しすぎたことでしょうか。大変お気楽な作品になっています。
パブロン中毒さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-10-13 16:16:37)
その他情報
作品のレビュー数 51件
作品の平均点 5.84点
作品の点数分布
000.00%
111.96%
200.00%
347.84%
459.80%
5815.69%
61835.29%
759.80%
8815.69%
923.92%
1000.00%
作品の標準偏差 1.67
このレビューの偏差値 50.56
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
イン・ザ・プールのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS