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《ネタバレ》 しばらく映画断ちをしていて、ほんとに久しぶりにみたのがこれだった。
そのせいかどうか分からないが、おお、いいじゃあないか。 死にっぷりが突き抜けている。 ウェンディが異常なほど怖がりに見えてしまうのは、序盤で通常時の彼女を描き足りなかったからで、「もともと怖がりな子なんじゃないの?」という気がしてしまうのが、ちょっと残念だが。 最初は単なるバカに見えていたケビン君が、だんだん締まったいい男に見えてくるところもいいですね。イアンとその彼女も、やさぐれ感がほどよく出て、いい感じ。これ以上グレているのは、私的には許せないが。 やっぱり東洋人の監督さんが撮ると、「外側から見た白人社会」という感じになりますね。これはなにかというと、「輪郭が太い感じ」とでもいうようなもの。自分にとって異質なものだからこそ、「輪郭が太く」なるわけです。 ケビンとウェンディの仲を、必要以上に進展させなかったところも、「サービス」とか余計なことを考えず節度が感じられ、よかったと思う。むしろ、不要な「サービス」を付けるほうが多いからなあ。 なかなか面白いと思いますよ。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-29 22:47:27)(良:1票)
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