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幸せのポートレート のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 幸せのポートレート
製作国
上映時間103分
劇場公開日 2006-07-15
ジャンルドラマ,ラブストーリー,コメディ,ファミリー,ロマンス,クリスマスもの
レビュー情報
《ネタバレ》 まるでTVドラマを見ているような安さであった。
それでもって、最初から最後まで、「だまされているんじゃないか」というヤな感じがつきまとう。
「このヤな気分の原因は何かしら」病気オチを持ってくるようなTVドラマめいた三流の脚本ももちろんイカんのだが、最大の原因はサラ・ジェシカ・パーカーである。
メレディスというのは、「美人で頭脳明晰でキャリアウーマンなのにメチャ性格が悪い」という役どころなのである。若い頃のシャロン・ストーンクラスの美貌が必要といえば分かっていただけるだろうか。よって、これが成立していないと、すべての設定が崩壊してしまうので、コントか?という気がしてくるのだ。
サラ・ジェシカ・パーカーは美人なのか?断じてNOである。
彼女が主役を張ることが許されるのは、「SATC」というお約束の中だからであって、無関係な映画に出て主役を張るような女優さんではないんである。人気が出た、ということだけで本人も周囲も大きく勘違いしている。
サラ・ジェシカ・パーカーはあくまでも〝キャリー〟として画面に映っているのであって、それはみんなが知っている「そこそこ売れているエッセイストで、田舎嫌いでNY以外のところには住めなくて、靴マニアで、浪費家で、結構いろんな男性と寝ている」女性としてである。「美人じゃないけど、親しみやすい」キャリー、なのである。
メレディスが美人じゃなかったら、なんなのか?「単に崩壊した性格の年増のキャリアウーマン」だよね。それが、三高らしきエヴェレットを射止め、なおかつ弟までとりこにするのか?ありえない。
特に、メレディスの傍若無人な振る舞い(部屋数が足りないのにエヴェレットと同室を拒否、から始まって急に大声を出したと思ったらいわくありげにうつむいて黙り込む、とかその他その他)は、美人にしか許されない行動である。これは絶対にサラ・ジェシカ・パーカーがやってはいけないんである。
なおかつ、エヴェレットがジュリーに鞍替えしてしまうことも、メレディスが美人でなければ、「性格が悪くてもあんな美人を捨ててまで」と思わせることなどできぬ。もっというとジュリーはクレア・デインズではなく、キルスティン・ダンスト程度の容貌の子にしなければ。
無駄な登場人物(妊婦のスザンナ親子とその旦那なんて、なんの必要がある)までいるし、脚本がダメなうえにキャストもダメで救いようがなし。
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 2点(2006-11-21 21:25:15)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 19件
作品の平均点 4.58点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
2315.79%
3210.53%
4421.05%
5631.58%
600.00%
7315.79%
815.26%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.73
このレビューの偏差値 41.35
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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