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マイ・ブルーベリー・ナイツ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 マイ・ブルーベリー・ナイツ
製作国香,中,仏
上映時間95分
劇場公開日 2008-03-22
ジャンルドラマ,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 映像はいつものように幻想的で美麗である。青の使い方などうっとりするほどだ。
が、私に言わせれば「その程度のことでは心に響かないよ」な映画だったので、何がその程度かというと。
かいつまんでいえば「とびきりの美人ではないが普通程度の容貌で恋の勝者になれなかった女」が「疲れてはいるがとびきりの美男」をゲットする話ではないですか。
ノラ・ジョーンズは確かにナタリー・ポートマンと並ぶとイモくさいし美人ではない。が、ブスなわけでもなく年増というわけでもない。役柄的には「口下手なせいで手が出てしまう」タイプの女なのだ。
「どこがダメなわけでもないがなぜか注文が入らない」ブルーベリーパイのような女、ということで一応はいいのだがお相手のジュード・ローはそうではない。というかなぜここにジュード・ローを持ってくるのだ。
特別な欠点もないのに恋の勝者になれなかっただけでアメリカ全土を300日も放浪してしまうエリザベス。それは、カフェの店主とどうにかなってもいいかどうか迷う気持ちがあるからでなくてはおかしい。ジュード・ローならなぜ迷う必要がある。もしもどうしてもそうしたいならば、彼女が帰ってくる先は50とか60過ぎの初老の男、とか障害者、とかどうみてもブオトコ、でなければ年上のレズビアン、などでなくてはならない。そうきたら私とてウルッとするのにやぶさかでない。
ジュードレベルの男であるならば、殺人歴があるとか痴呆症の母親とセットでなければ。
つまり「この程度」のカップルで心を揺り動かされるほどの気持ちになるのはムリ。…だってあまりにもフツーじゃないですか。
美麗な映像は心を動かされるシチュエーションがあってこそ、生きるのだなあ、などとしみじみ思う。まさかそんなことを思わせるために作ったわけではなかろうて。
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 4点(2008-12-18 16:30:46)(良:1票) (笑:1票)
その他情報
作品のレビュー数 46件
作品の平均点 5.54点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
212.17%
336.52%
4817.39%
51123.91%
6919.57%
7919.57%
8510.87%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.51
このレビューの偏差値 43.26
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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