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ゴーン・ベイビー・ゴーン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゴーン・ベイビー・ゴーン
製作国
上映時間114分
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,ミステリー,刑事もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ドイル引退および郊外の一軒屋で妻と抱き合うのシーンを見たらば、ああ、アマンダはここにいるんだなあ、ということはわかってしまう。
なので、謎解きとしては食い足りないのだが、全体としてはなかなかの秀作に仕上がっているかと。
「2」という数字は何かとトラブルの種になるので困りもの。
「1」があったために、「2」を回避しようという動機が大きく働いてしまう場合は、特に困りもの。
私は「失敗」のことを言っているのだが、「1」がなければ、「2」は成立しなかったので、逆に言えば「1」が無かったと仮定したならば、パトリックは「同じ決断」をしただろうか、というと、それは不確定、むしろ逆だったかもしれない、と言えると思う。
「1」については完全に「失敗」だったので、あんなことをしておきながら刑務所を免れているという設定にも大きく無理があるのだなあ。
あの小児性愛者は放っておいてもアメリカの法律では一生刑務所から出てこられないのだから、殺すことはなかったのだし、彼には殺す権利もなかったのだし、あの処刑は衝動殺人以外のなにものでもない。たまたま銃を手に持っていて、たまたま「カッ」としてしまったから。それだけ。
他人がどう誉めてくれようと、「1」は完全なる間違い。
「パトリックの思う神様」は、それを許さないだろう。
…で彼はカトリックだと思われるので、そして「神様が許すかどうか」だけを気にしているので、こういう場合は教会に行って懺悔をするのが通常の展開のはずだがなぜだかそうはならないところもちょっとヘンである。
「1」の決断が間違いであったからこそ、「2回間違えたくない」という思いばかりが強くなって、「2」が発生したということである。2は1とセットだ。1回目は、明らかに神様が許さないことをしでかし、2回目は、自分の神様が良いと言ってくれると思うことを彼はした。
…個人的には、パトリックがドイルとの会話を終えたあとの段階でフェイドアウトして終わったほうがよかったのではないかと思う。原作はどうあれ、その後の展開を謎のままにして観客に任せてしまったほうが、完成度は高くなったように思われる。そうなってくれていれば、努力賞をあげてもよかった。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-06-15 01:32:15)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 51件
作品の平均点 7.12点
作品の点数分布
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200.00%
300.00%
411.96%
5611.76%
6917.65%
71223.53%
81733.33%
959.80%
1011.96%
作品の標準偏差 1.31
このレビューの偏差値 55.15
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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