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ジョン・カーペンターの要塞警察 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ジョン・カーペンターの要塞警察
製作国
上映時間99分
ジャンルアクション,サスペンス,犯罪もの,刑事もの
レビュー情報
《ネタバレ》 リメイクのひどさにさんざ悪態をついたのち、ちゃんと全部見ました。
オモロイわ~。
「要塞警察」の正当なリメイクは「ゴースト・オブ・マーズ」だったというべきですね。
カーペンターは、「要塞警察」では逃がせなかったウィルソンを、アイス・Tを逃がすことで逃がしてやったということです。
低予算短期間でこんなオモロイものを作れるとは、今さらしつこいけどカーペンターはスゴい。
このカーペンター独特の音楽、ベンベベベベン、ベンベベベベン、ちゅうお約束のベースノートがイカしているぞ(なんとなく笑えるけど)!カレ独特の「間」もこの時から健在だ。いきなり子供は死なす、黒人警官が主人公、掟破りとはカレのことさっ。
カーペンターの「間」って、いったいなんなのかと考えるに、現実の出来事ではマヌケな間って必ずありますよね。フツーにドラマや映画を作るときには「間」を摘んでドラマティックにしますけど、そのほうが見やすいですけども、リアリティを損ねるには違いないです。「間」を摘むほど、「舞台」に近くなります。カレはドラマに照れているうえ、「舞台」も嫌いなんだと思う。なおかつこの「間」は笑いも狙っています。
さて、「要塞警察」鑑賞中、私はゲラゲラ笑いました。登場人物の全員がシリアスであるにもかかわらず、いや超シリアスであるほど笑いを誘うようにちゃんと設計されています。
たとえばウィルソンですけど、こんな状況でも女に色目を使いつづけるという、もう「救いようがないほどバカなアメリカ男の生きざま」とかね。まるでそれが「義務」であるかのように、女を口説き続ける姿は、笑えるしなんだか憎めなくなってくる。「この期にいたってまだ口説いてるよ」あ~あ。あと、この状況でいきなり「シリアスじゃんけん」とかね。ほかにも笑いどころ満載。
ゲラゲラ笑ってください。カーペンターもそうしてほしいと思ってます。きっと絶対。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-03-14 18:00:53)
その他情報
作品のレビュー数 22件
作品の平均点 7.05点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
300.00%
414.55%
5313.64%
6313.64%
7627.27%
8627.27%
929.09%
1014.55%
作品の標準偏差 1.46
このレビューの偏差値 59.16
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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